秋田市の中心市街地でクマが相次いで目撃されています。飲食店や観光施設が立ち並ぶ地域では、複数の目撃情報が寄せられ、自動ドアを手動に切り替えるなどして警戒が続いています。
県の情報システム・クマダスによりますと、19日午前2時半から午後1時半までに、秋田市大町で8件のクマの目撃情報が寄せられています。
現場は、JR秋田駅から西に約1キロの飲食店や観光施設が立ち並ぶ地域です。
ねぶり流し館は、クマの目撃情報を受けて自動ドアを手動に変えたほか、来館者に注意を呼びかける張り紙を掲示しました。
赤れんが郷土館・民俗芸能伝承館 佐藤朱美事務長:
「街中なので驚き。用心しなくてはと思う。クマが出る前後は影響があるのかなと思う。人出は減るのかなと思う」
一方、JR泉外旭川駅近くでは、17日からクマの目撃情報が相次いで寄せられています。
19日午前11時10分には、自転車で通りかかった人が道路脇にいるクマ1頭を目撃したほか、住宅の敷地などでクマの姿が確認されています。
目撃した人によりますと、いずれの個体も右足を引きずるようにして歩いていたということです。
クマの姿は横手市でも確認されています。
14日午前6時ごろ、横手市杉沢地区で視聴者が撮影した映像では、1頭のクマが田んぼのあぜ道を悠々と歩いていました。
撮影した人によりますと、近くには住宅が立ち並び、住民の散歩コースでもあるということです。
こうした事態を受けて19日、クマ被害対策に関する関係閣僚会議が開かれ、石原環境大臣が「去年の秋に市街地に出没した個体のうち、捕獲しきれなかったものが周辺にとどまっている可能性がある」と指摘しました。
また、木原官房長官は「今後速やかに、緊急対応体制の整備・出没防止対策の実施、クマの調査や捕獲の強化、住民などの安全確保、注意喚起、情報発信など、一段ギアを上げて取り組む必要がある」と述べ、生息調査に基づいてクマの捕獲目標数を見直し、個体数管理をさらに進めることなどを各大臣に指示しました。
05月19日(火)18:00