12日に秋田県横手市で発生したひょうによる果樹への被害。一部の畑では、ほぼすべてのリンゴに傷がつき、生産者は「被害が少ない実の成長を見守るしかない」と肩を落とします。
12日午後1時から3時にかけて、横手市の増田地域を中心にひょうが降りました。
県南総局・西宮隆介記者:
「横手市増田町の果樹畑です。摘果前のリンゴを見てみると、表面に傷がついています」
畑のリンゴには、ひょうが当たった傷が茶色い痕となって残っています。
被害は平鹿地域でも確認されていて、県によりますと、モモと合わせた被害額は約1億9000万円に上ります。
JA秋田ふるさと・りんご部会 田中正博部会長:
「果実のほとんどにひょうが当たって、ほとんど全滅」
2025年の雨不足の影響で今シーズンは実が少ないのでは、と心配されていた反面、ここまでの生育は順調で、2025年より実が大きく育つことが期待されていた矢先でした。
JA秋田ふるさと・りんご部会 田中正博部会長:
「商品として売ることができるかは、これからの果実の変化・状況を見ながらではないと判断できない」
表面に傷がついたリンゴは、見た目が重視される生食用としての出荷が難しく、価格が安い加工用に回される場合もあります。
JA秋田ふるさと・りんご部会 田中正博部会長:
「残ったリンゴの中にある傷の少なかったリンゴ。生食としてお客さんに食べてもらえるようなリンゴにはなると思う。ただ、ほとんどがひどい状況なのでどのようになるのか、これからの果実の成長を見守っていくしかない」
近年の猛暑や豪雪に加え、今回のひょうによる被害。地域ではクマによる食害を防ぐ取り組みも必要となっていて、生産者は相次ぐ困難に向き合いながら、消費者においしいリンゴを届けようと努力を続けています。
06月22日(月)18:00