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報酬が少ない?「150日出動で30万円台の収入」 猟友会の活動と報酬の仕組みを解説 秋田

18日に内示された秋田県の補正予算案には、クマの駆除に対する奨励金・慰労金が盛り込まれています。猟友会はどのように活動しているのか解説します。

クマの駆除にあたり、秋田県内では各市町村が「鳥獣被害対策実施隊」を組織していて、それぞれ地元の猟友会に所属するハンターが本業の傍ら活動しています。

主な活動は「箱わなの設置や撤去」「わなの見回り」「クマの駆除」「駆除した個体の処分」などです。

猟友会員など民間の隊員は「非常勤公務員」と位置づけられ、日当などの報酬が支給されますが、自治体によって価格や対応が違います。

例えば、年間の固定報酬に加えて出動の日当が支払われる自治体もあれば、1時間ごとの時間給を設定している自治体もあります。秋田県内の自治体の年間の固定報酬の金額は、2024年度のデータでは2000円から2万7000円とばらつきがありました。

このうち秋田県内でもクマの出没が多い鹿角市は、固定報酬として年間5000円を支払います。1回の出動に対し2500円をプラスするほか、クマを駆除した場合は1頭ごとに報酬が出ます。

しかし、駆除1頭ごとの報酬は必ずしも個人に渡されるわけではありません。多くはチームで駆除や解体にあたるので、チームに1頭につき1万円が支払われます。さらに支払いの条件は、解体や焼却などの処分を完了することです。

箱わなの設置も1回2万円の報酬がありますが、これも個人ではなくチームに対して支給されます。

鹿角市では2024年度、最も多い人で150日以上出動し、合わせて30万円台の収入でした。

全国では、猟友会の活動に対して「命を伴う活動にしては報酬が少ない」という指摘があり、改善の動きが広がっています。

フジニュースネットワーク・FNNが東北6県の市町村に行ったアンケート調査では、すでに2割の自治体が報酬を増額しています。増額を検討しているのは約5割で、全体の7割が待遇の改善に動いています。

秋田県のクマの駆除に対する奨励金がクマ対策につながるのか注目です。

11月18日(火)19:00

 
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