秋田県は18日、クマの駆除にあたる猟友会の負担が大きくなっているとして、駆除1頭当たり7000円の奨励金を支給する事業などを盛り込んだ補正予算案を秋田県議会の各会派に内示しました。

県が18日に内示した12月補正予算案は、一般会計の総額で35億8100万円余りです。

県内はクマの駆除件数が増加していて、おりの設置や見回りに加え、捕獲したクマの運搬や解体など猟友会のハンターの負担が大きくなっています。

予算案には、ハンターの支援策として駆除1頭当たり7000円の奨励金を支払う事業などが盛り込まれています。クマの駆除に対する奨励金が設定されたのは、2023年以来2回目です。

鈴木知事：
「頭数の管理は不可欠だろう。それと並行して、出てこないような環境づくりは中長期的に進める。放任果樹の伐採や河川の刈り払いであるとか、クマが出て来づらい環境をつくることと、捕獲圧を高めて『人や里は怖い』という状況にもう一度戻すことはしっかりやっていきたい」

補正予算案は、11月25日に開会する12月県議会で審議されます。

11月18日(火)19:00