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「手伝えますよ」と言える人に 水害相次ぐ五城目町で防災教室 子供たちが災害時に役立つ技術学ぶ 秋田

秋田県内は梅雨の中休み。強い日差しが照り付け、真夏の暑さが続いています。

一方で、県内は毎年のように記録的な大雨に見舞われ、生活や産業に大きな影響が出ています。五城目町は、河川の氾濫で大きな被害を受け、復旧工事がいまも続いています。町の子供たちは6日、災害の恐ろしさと、いざという時にどう行動するかを学びました。

石川萌恵子アナウンサー:
「3年前の大雨で馬場目川が増水し、廣徳寺橋が被害を受けました。現在も復旧工事が続いています」

2023年7月、県内は秋田市など広い範囲で記録的な大雨に見舞われ、五城目町では内川川などが氾濫し、濁流が町をのみ込みました。

7000棟以上の住宅が浸水被害に遭ったほか、農林水産関係は138億円、土木施設は194億円を超える被害が出ました。

五城目町は、その後もたびたび大雨に襲われていて、2025年9月には160棟が浸水被害に見舞われました。

子供たちに災害の恐ろしさを伝え、いざという時の対応方法を身に付けてもらおうと6日、町の小学校から高校の児童生徒など約250人が参加して、防災教室が開かれました。

拡張現実(AR)を使用した浸水体験では、子供たちが傘を持って足元を確認しながら、50センチの深さまで冠水した道を進みます。

水がないとカラーコーンなど障害物を認識できますが、水に覆われると中に何があるのか、どう進めばいいのか、戸惑う様子がみられました。

体験した生徒は「本当に浸水が起きた時、見えないと怖いと思った」と、浸水の恐ろしさを実感していました。

また、秋田市の日本赤十字東北看護大学介護福祉短期大学部の及川真一さんと避難について学びました。

避難所などで活用されているのが、段ボールベッドです。

及川さんが「段ボールと聞くと『軽いのでは』と思うが、1人用がパッケージ化された段ボールベッドを持ち上げてみて」と促します。

持ち上げた子供たちは、約12キロもある1人用のベッドの重さに驚いていました。

日赤東北看護大介護福祉短大・及川真一さん:
「まずは重さを知ってほしい。もし支援物資として段ボールベッドが届けられた時に、『私、僕、手伝えますよ』と言える。重いのが分かっているから、『2人で持ちますよ』『もっと人を集めてきますよ』と言える」

続いて、組み立てに挑戦です。グループで協力して、スムーズにベッドを完成させました。

体験した生徒は「みんなでやると協力してできるので、1人よりも早くできた」と話し、協力し合うことの重要性を学んだようです。

出来上がった段ボールベッドにのった児童は、「思ったより頑丈だった。でも、硬いから何日も寝るのはちょっと」と話し、実際に体験することで避難生活における快適性の大切さにも気付いたようです。

及川真一さん:
「もし命が助かったのであれば、誰かを救える人になる、というのがポイント。万が一、避難所が開設された時に『手伝えますよ』と言える人たちが増えることを願っている」

子供たちは、災害時に命を守ることはもちろん、協力や助け合うことの大切さを改めて感じていました。

07月07日(火)18:30

 
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