全国高校野球選手権秋田大会が8日開幕します。2026年は35チーム41校が出場し、ただ1つの甲子園切符をかけて熱い戦いを繰り広げます。
春の王者の秋田商業が第1シードとして大会に臨む一方、3連覇がかかる金足農業や甲子園常連校の明桜はノーシードで戦いに挑みます。
創部3年目を迎えた鹿角は、2025年の決勝で敗れ、あと一歩で甲子園切符を逃しました。ことしのチームが掲げる目標は、初の甲子園出場のさらに先。全国ベスト8です。
鹿角市の鹿角高校のグラウンドには、練習に励むナインの姿があります。
2025年の秋田大会は、創部2年目ながら決勝進出を果たしました。甲子園まであと1勝。鹿角の前に立ちはだかったのは、甲子園常連校の秋田市の金足農業でした。
鹿角は9回に同点に追いつき、延長タイブレークに持ち込みました。最後まで粘りを見せたものの、甲子園にあと一歩届きませんでした。
あれから1年がたちましたが、あの時の悔しさは、いまもチームの原動力です。
鹿角高校野球部・田中大地主将:
「目の前で甲子園の切符を奪われた悔しい気持ちはチームに残っていて、自分たちがつらい時や諦めそうになった時でも悔しさが残っていて、それを励みにしてチームが上がってきている」
「憧れの舞台を夢で終わらせない」と、チームは雪の影響で活動が制限される冬場のトレーニングに特に力を入れました。体づくりはもちろん、スイングスピードの強化など“動きの速さ”に取り組みました。
鹿角高校野球部・小林洋介監督:
「まずは個の力をいかに伸ばせるかにフォーカスを当ててチームづくりをし、選手一人一人がどの基準・水準に達するべきかを再確認してこの夏を迎えた」
監督がこの1年で“大きく成長した”と評価するのが、エース・佐藤大和投手です。
鹿角高校野球部・佐藤大和投手:
「決勝1点差で負けて、その1点は自分の投球のミスだったので、1球で試合が決まる重要さを感じた」
2025年の県大会決勝のマウンドで悔しさを経験したことで、エースとしての責任をより強く感じました。「自らの投球でチームを勝利に導く」と、今大会はより強い覚悟で臨みます。
また、2年生の金澤煌獅投手の存在もチームにリズムと安定感を与えます。
春の県大会を佐藤投手とともに投げ抜いたほか、強豪・大阪桐蔭を迎えた招待試合では6回からマウンドを任され、強力打線を4イニング・無失点に押さえました。
一方でことしの鹿角は、高い投手力だけではありません。打撃力はもちろん、走塁を絡めて得点を重ねます。
小林洋介監督:
「鹿角高校として3年目なので、これからわれわれが歩む道が、後輩たちに向けて大事な参考になる一歩になる。今後の伝統をつくる気持ちを持って、選手全員、スタッフ含めて取り組んでいる。それが大会の中で体現できるような戦い方をしたい」
田中大地主将:
「相手がどこであっても、自分たちの守備で粘って、打撃と走塁をしっかり絡めた攻めた野球を貫いて、初戦から全力でやり、勝ち抜ける野球をしたい」
悔しさを胸に、創部3年目での初の甲子園切符を狙う鹿角。目標は、甲子園出場の先にあります。
佐藤大和投手:
「大会の一試合一試合に集中して、自分のベストピッチングができるように頑張り、仲間と甲子園に出場して、目標の甲子園ベスト8を達成できるよう頑張ります」
8日、球児たちの熱戦の火ぶたが切られます。
全国高校野球選手権秋田大会は8日午前、秋田市のこまちスタジアムで開会式が行われ、能代と湯沢翔北のゲームで幕を開けます。
07月07日(火)18:30