4月に開校した秋田県由利本荘市の本荘東小学校の吹奏楽部は、創部からわずか3カ月余りで県のコンクールで最高賞に輝き、東北大会の切符をつかみ取りました。大会は9月5日。学校を訪れ、部の強みと吹奏楽の楽しさを取材しました。
由利本荘市の本荘東小学校吹奏楽部は、3~6年生までの40人で活動しています。
開校1年目ながら、7月の県吹奏楽コンクールで金賞に輝き、東北大会への出場を決めました。
日頃の練習の成果が評価されたものですが、佐藤麗部長にとっては驚きの結果でした。
佐藤麗部長(6年生):
「ほっとした。まだ新しい学校で、楽器未経験の人が多いので、正直に言うと東北大会に行けるとは思っていなかった」
本荘東小学校は、旧小友小・子吉小の全児童と旧尾崎小の一部の児童が通う2026年4月に開校したばかりの学校です。
尾崎小には吹奏楽部がありましたが、他の2校にはなく、部員の約半分は4月に楽器を始めたばかりです。
トランペットを担当する高橋六花さんもその1人です。
高橋六花さん(6年生):
「吹奏楽をやってみたいとずっと思っていたが、子吉小では吹奏楽部がなく、今やっとやれた。始めたばかりで分からないことや間違えることもあるので、先にやっている6年生、5年生に教えてもらっている」
1年目のバンドを指導するのは、運藤良和先生。吹奏楽指導30年以上のベテランです。
運藤良和先生:
「意外と小心者の子が多くて、合奏中はとてもおとなしいが、終わるとにぎやか。今まで吹奏楽がなかった学校の子供たちがずっと『楽器をやりたい』と思っていて、隣の本荘東中学校に行ってから吹奏楽部に入る子がいっぱいいたので、これを小学校のうちに味わえるようになったのがとてもうれしかった」
東北大会で演奏するのは、ネリベル作曲の『フェスティーヴォ』。金管楽器を中心とした華やかなサウンドと中間部の静かで美しいメロディーとの対比が印象的で、コンクールなどで演奏される定番の曲です。
本荘東小の演奏は、金管、木管ともに音圧があり、中低音の厚みも感じられるパワフルなサウンドが持ち味です。
佐藤麗部長:
「フェスティーヴォはかっこいい曲なので、決めるところは決める感じでやりたい」
運藤良和先生:
「県大会で色々なアクシデントがあったので、そこを克服して、その時点でできる一番いい演奏ができればと思う。賞の色にはこだわっていない」
東北大会の目標は、自分たちらしい演奏を披露すること。部員一丸で夢舞台に挑みます。
東北吹奏楽コンクールは、5日に秋田市のあきた芸術劇場ミルハスで開かれ、本荘東小学校は小学生の部に出場します。
09月03日(木)18:30