北海道・東北・新潟の知事は国に対し、緊急銃猟の体制整備などの予算確保を求める提言を取りまとめました。一方で「自衛隊からの支援」をいかに盛り込むかは意見が分かれました。

青森県で開かれた北海道東北知事会議。秋田県からは鈴木知事が出席しました。

会議ではクマ被害について意見を交わし、国に対して緊急銃猟の体制整備、担い手育成などの予算確保などを求めることを決めました。

当初は提言に自衛隊からの支援について「国に柔軟な対応を求める」と盛り込む予定でしたが…。

鈴木知事：
「いま国に検討してもらっているが、自衛隊によらずして対応して、しっかりと事態をコントロールするのが筋ではないかと申し上げている。ですので、要望にこうしたことを入れるかどうか、各県の知事のご意見をいただきたい」

岩手県・達増拓也知事：
「今後の展開の中で必要性があるかもしれないし、あえて削らなくて良いのでは」

青森県・宮下宗一郎知事：
「基本的には市町村でできない、広域の県でできない。県でできないということは、県職員も警察もできない。だから自衛隊だという発想はその通りだと思う。非代替性は絶対必要。そうじゃないと何でもかんでも自衛隊になる。本当にこの書き方で良いのかということ自体、少し議論があると思う」

議論の結果、自衛隊に支援を求める条件を明らかにするよう求めることで一致しました。

知事会の提言は、文案がまとまり次第、国に提出されます。

11月06日(木)18:30