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江戸時代から続く「ヤマモ味噌醤油醸造元」 蔵の歴史と革新を知り尽くすツアーを体験 秋田・湯沢市

秋田県湯沢市の老舗醸造元「ヤマモ味噌醤油醸造元」が、世界に味噌やしょうゆの素晴らしさを発信しようと、観光客向けにツアーを受け入れています。ツアーは蔵の隅々まで見学でき、味噌を味見して味噌の酵母で作るコース料理などを楽しめる特別な体験です。

「ヤマモ味噌醤油醸造元」は、創業1867年の老舗です。こちらで観光客に向けて用意されているのが「TOUR LUNCH」で、蔵を見ながら味噌やしょうゆなどを味見して、最後に料理を楽しむというツアーです。

看板商品「あま塩しょうゆ」を試食し、しょうゆ工場を見学したあとは、味噌の仕込み蔵で、熟成期間が1年・5年・30年と異なる3種類の味噌を食べ比べます。

吉方桃花アナウンサー:
「全然違ったおいしさがある。30年の熟成味噌は、うまみとコクが今までで一番あるような感じがする」

ヤマモ味噌醤油醸造元・澤口駿亮さん:
「30年の熟成の中で、こうじ由来の甘みは全部酵母が食べ切っていて、甘みは感じないくらいない状態。その分うまみ成分がすごく厚みがあって、リッチなものになっている」

続いて訪れた蔵では、ヤマモが発見した味噌の酵母を使った前菜とオリジナルのワインを楽しめます。前菜は、パイ生地に酵母で発酵させた豚肉やリンゴが重なり、風味豊かに仕上がっています。

吉方桃花アナウンサー:
「豚肉がとても柔らかい。豚肉とパイとリンゴのいろいろな食感が一度に楽しめる」

ツアーの終盤には、蔵に併設されたレストランでコース料理を楽しみます。ラインナップはスープやリゾットなど5品で、全てにヤマモ独自の酵母が使われています。

メイン料理はエゾシカのフィレ肉です。酵母の発酵液に漬けた肉はうまみが凝縮され、30年熟成させた味噌のソースが素材そのものの味を引き出します。

吉方桃花アナウンサー:
「30年熟成させた味噌のコクが鹿の肉とよく合う」

蔵を巡りながらヤマモの歴史を感じられるツアーには、国の内外から多くの人が訪れます。このツアーは、18年前に家業を継いだ7代目の高橋泰さん(※「高」は「はしご高」)が、代々受け継がれてきた味を守りながらも新しい挑戦をと8年前に始めました。そんな高橋さんが大切にするのは「地元」と「世界」の2本の軸です。

ヤマモ味噌醤油醸造元 7代目・高橋泰さん:
「土着的なものこそ世界の人たちが求めていくものになるだろうという思いもある。戦略的に考えているところもあれば、元々自分が興味を持っていた範囲そのものというところがある」

2023年に地元の八幡神社の氏子総代に就任し、地域に貢献している高橋さんは、今後もつながりを大切にしながら世界に発信し続けます。

ヤマモ味噌醤油醸造元 7代目・高橋泰さん:
「現代人も過去を尊敬しつつも、そこに挑戦していく姿によって再生がなされていくという道筋をつくりたいと思っているので、地域づくり・まちづくりに貢献していきたい」

09月24日(水)17:00

 
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