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8月の記録的大雨から1カ月 川が氾濫した地域でボランティア活動続く 少しずつ前へ 秋田

8月19日の記録的大雨から19日で1カ月がたちました。川の氾濫で大きな被害を受けた秋田県仙北市では、住民の生活再建に向けてボランティア活動が続けられています。いまも爪痕が色濃く残り復旧は道半ばですが、少しずつ前に進んでいます。

飛世直樹アナウンサー:
「被害が大きかった紙風船館前の住宅街。1カ月がたち片付け作業はかなり進んでいる印象はある。家の内部のブラシがけや用水路につまった泥のかき出しなど、ボランティアの作業は続いている」

8月19日からの記録的大雨で仙北市では桧木内川が氾濫し、西木町上桧木内を中心に住宅36棟で半壊や床下浸水の被害が確認されています。

19日で1カ月がたちますが、いまも全国からボランティアが駆け付け、復旧作業が進められています。

これまでの主な作業は泥のかき出しでしたが、最近は大工が円滑に家を修理できるよう、床の塗装などに変わりつつあります。

創業約100年の「なか志ま旅館」は高さ70センチまで浸水し、営業再開の見通しは立っていません。旅館に併設する食事どころでは、厨房の床下にたまった泥が全てかき出され、床が張り替えられました。

19日はボランティアが汚れた食器類を洗っていました。少しずつですが元の姿に戻ってきました。

なか志ま旅館の女将・中島勝子さんは「1カ月早いな。夢みたいだった1カ月前のことを思えば。でもすごいな、みんなの力は。泥をかいて、床張って、皿も洗ってもらって。本当に感謝」と話していました。

飛世直樹アナウンサー:
「桧木内川が氾濫し水に漬かってしまった田んぼでは、流木や流れてきた農業用ハウスの残骸などがまだ多く残っていて、今もなおボランティアがそれを取り除く作業を行っている」

一方で農地に目を向けると、農業を再開するにはまだまだ時間がかかりそうです。田んぼには流れ込んだごみや木の枝などが残り、機械は入れません。ボランティアが手作業で取り除きます。

仙北市によりますと、農林水産関係の被害額は25億3800万円で、このうち水田に関する被害額は18億3000万円と最も多くなっています。

住民は「徐々に刈れるところから刈っている。1回雨が降るごとに稲がつぶれていくので大変な状態」と話していました。

仙北市社会福祉協議会・門脇由香子事務局長:
「用水路や畑、田んぼも土砂や流木が入ったりしている。そちらの復旧はまだまだ始まったばかりだと思っている」

地域一体が元通りの生活を取り戻すには、まだまだ支援が必要になりそうです。

09月19日(金)19:00

 
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