秋田県横手市大森町で白ワインに使うブドウが収穫の時期を迎え、山梨県の醸造所に出荷されました。今後ワインに加工され、2026年5月以降に販売されます。

横手市大森町の生産組合は大手ワインメーカー「メルシャン」と契約していて、4戸の農家が約2.5ヘクタールの畑で白ワイン用のブドウ、ケルナーとリースリングを栽培しています。

ブドウの収穫は9月10日に始まりました。

出荷の基準は糖度14度以上。2025年は天候が目まぐるしく変わり、生育が心配されましたが、無事に甘いブドウに仕上がりました。

大森ワインぶどう生産組合・讃岐孝夫組合長：
「ことしは空梅雨で房も小さくなるかと心配した。8月になり適度に雨も降り、大変良いブドウができた。糖度も上がり、酸味も少なく、バランスの良いブドウができたと思う」

JA秋田ふるさとの施設で開かれた12日の出発式では、9.3トンのブドウを載せたトラックが山梨県の醸造所に向けて出発しました。

大森ワインぶどう生産組合・讃岐孝夫組合長：
「飲んでみるとフルーティー。少し酸味もあり飲みやすいワインとなっているので、皆さんに飲んでほしい」

組合は今シーズン、20トンのブドウをメルシャンに出荷する予定で、造られたワインは2026年5月以降に販売されます。

なお組合は、白ワイン用に加えて赤ワインに使うブドウの栽培に挑戦していて、今後製品化を目指します。

09月16日(火)10:00