2024年1月、秋田自動車道を走行していた車のドライブレコーダーに、真正面から向かってくる車「逆走車」が映っていました。
このように県内の高速道路では、進行方向を誤り、逆走する車が相次いで確認されています。
2024年までの5年間に、警察などに寄せられた逆走に関する通報は99件で、このうち26人が注意を受けています。
26人を年代別でみてみると、50代が1人、60代が2人、70代が12人、80代が11人となっていて、ほとんどが高齢者であることが分かります。
逆走の防止と、万が一起きてしまった際の対応を強化しようと、秋田県鹿角市で21日、NEXCO東日本と県警による訓練が行われました。
訓練には、NEXCO東日本や県警の関係者など約50人が参加しました。
想定は、東北自動車道十和田インターチェンジ(IC)と小坂IC間で、逆走が発生したというものです。
はじめに、連絡を受けて駆け付けたパトロール隊が、旗や発煙筒を使って危険を知らせ、一般車両を出口に誘導します。
そして逆走が確認された区間を閉鎖をした上で、逆走車に停止を促します。
その後、到着した警察が車を安全な場所に誘導しました。
ネクスコパトロール東北十和田事業所・工藤一徳事業所長:
「逆走車はいつ発生するか、どんな人が運転しているか、対応はなかなか難しいが、訓練で学んだことを生かし、安全第一で落ち着いて対応できるよう日々努めたい」
逆走は非常に危険です。道路標識や案内標識をしっかり見て、ルールを守って運転しましょう。
10月23日(木)14:00