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2017年の大雨から8年 雄物川流域の災害対策工事が完了 治水向上し流域の浸水被害軽減に期待 秋田

秋田県内は毎年、度重なる大雨に見舞われています。

2017年の記録的大雨では一級河川の雄物川などが氾濫し、周辺の住宅や農地に甚大な被害が出ました。また、住宅の倒壊や浸水は2200棟以上、農林水産と道路・河川など土木関係を合わせた被害額は約300億円に上り、激甚災害に指定されました。

激甚災害の指定を受け、国は災害対策の緊急事業として雄物川の堤防のかさ上げや排水設備の設置などを進め、このほど予定していた全ての工事が完了しました。

国土交通省東北地方整備局・西村拓局長:
「この激特事業の完成により、2017年7月と同規模の洪水が発生したとしても氾濫を防止し、流域の浸水被害の軽減が図られることから、この地域の治水安全度の向上はもちろんのこと、皆さんの生活や産業基盤の安定に大きく貢献すると期待している」

整備事業の対象となったのは、秋田市雄和から大仙市神宮寺までの雄物川の流域33.7キロです。

2017年から2024年3月までに区間の14箇所で堤防のかさ上げや排水設備の設置などが進められ、総事業費は約233億円に上りました。

秋田市雄和に整備された「輪中堤」は集落などを取り囲む堤防で、雄和地区には高さ3メートルのものが整備されました。

大仙市・老松博行市長:
「2024年7月の大雨でも同地域での被害は確認されておらず、事業効果が確実に表れている」

秋田市・沼谷純市長:
「建設途中の2023年の豪雨災害でも、一定程度だが被害が最小限に食い止められた」

西仙北高校3年・泉谷愛斗さん:
「この事業の完成は、地域の未来を守る大きな一歩だと私は感じている。自然の恵みを残しつつ、安全で豊かな地域づくりが進んでいくことを期待している」

今回の整備で、2017年と同じ規模の大雨が降った場合は被害を防ぐ、または軽減させることができるようになりました。

一方で、近年はこれまでに経験したことのない雨が毎年のように確認されるなど、予測が難しい災害が多く起こっているのも事実です。

整備が完了したから安心ではなく、災害への備えと命を守る行動を忘れてはいけません。

10月21日(火)19:00

 
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