秋田県八峰町を走行していた軽トラックに銃弾のようなものが当たり、運転手の女性がけがをした事故を受け、町は、サルの追い払いを当面休止することを決めました。被害女性が、運転中に突如訪れた恐怖の瞬間を語りました。
7月23日、青森県深浦町の60代女性が、八峰町の国道101号を軽トラックで走行していたところ、突然車の窓ガラスが割れ、左耳にけがをしました。
当時、町が委託した地元の猟友会が、国道の東側にある山林でサルの追い払いをしていて、警察は、女性と軽トラックに猟銃の弾が当たった可能性があるとみて捜査しています。
町によりますと、サルの追い払いは、毎年5~10月にかけて週4日実施していて、猟友会は主に散弾銃を使っています。
道の駅のオーナー:
「パトロールは見ているが、実際に鉄砲を打っているところは見たことがない。サルはいるので、追い払いはやっていると思う。サルは道路に出てきたり、寝そべったりしていて、よく見る」
事故を受け、町はサルの追い払いを当面休止することを決めました。
けがをした女性は、秋田テレビの取材に対し、当時の状況を語りました。
当時女性は、国道101号を青森方向に走行していました。山側から海側に道路を横断するサルを目撃した次の瞬間、「サルがいた辺りを追い越して、そのころにいきなりドンと音がした」と話します。
どちら側から音がしたのか聞いてみると、女性は「耳元から、後ろから何か飛び込んできたのか、上から落ちてきたのかは分からないけれど、とにかくガラスがバン!という音がした」と話しました。
車を確認すると、前方・後方ともに大きく破損していて、座席シートには何かが貫通した痕がありました。
そして後日、車内のサイドブレーキ付近で変形した銃弾が見つかったということです。
けがをした女性:
「本当にパニックが起きた。まさかそんなところで実弾使って…。そのときも半信半疑だった」
女性は左耳にけがをしたほか、耳鳴りなどの違和感が続いているといいます。
けがをした女性:
「何針縫ったのか、10針くらいは縫ってるんじゃないですか。耳鳴りがするようになった感じ。自分のしゃべっている声がこもっちゃって。しばらくかかるのかな」
警察は、女性のけがとサルの追い払いとの関連を慎重に調べています。
07月29日(水)19:00