秋田県内はこれから秋の行楽シーズンを迎え、登山や山菜採りで山に入る人も多くなります。こうした中、警察と消防が9日、合同で訓練を行い、山で遭難した人を安全に救助するための手順を確認しました。
秋田市で行われた訓練には、秋田市消防本部の山岳救助隊と警察官、合わせて17人が参加しました。
山岳救助隊が警察と合同で訓練を行うのは今回が初めてで、秋の行楽シーズンを前に連携の強化を図ります。
まずは、崖下で助けを求める人がいる場合の訓練です。
木にロープを巻き付け、隊員と警察官がゆっくりと斜面を降りていきます。その後、ストレッチャーに要救助者を乗せて引き上げます。
県警によりますと、県内では2026年1月1日から9月8日までに17人が山で遭難していて、そのうち3人が亡くなっています。
秋田市消防本部山岳救助隊・藤嶋佑介隊長:
「山岳救助事案が発生すればマンパワーが非常に求められる。警察と消防が互いにどのような行動ができるのか、得意・不得意を理解することで円滑な活動ができると思い、このような訓練を企画した」
今回の訓練では、山でクマに遭遇した際に身を守るための新しい装備も確認しました。
参加した警察官は、これまでのクマ対策の装備に比べ、軽量化が図られたと説明しました。
この装備は軽量化されただけでなく、致命傷を避けるために、首や胴回りの守りも従来のものより強化されています。
山でクマによる人身被害が発生した場合は、新しい装備で警察官は現場に向かいます。
一方で消防は、山岳救助隊が山に入る際、クマが接近していないかどうかを確認する「クマガーディアン」という役割を新たに設けました。
秋田市消防本部山岳救助隊・藤嶋佑介隊長:
「登山の時はしっかりとした装備を持ち、登山計画を出すことを徹底してもらいたい」
消防と警察は、今後も合同で訓練を続け、連携を強めていくことにしています。
09月09日(水)19:30