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評価基準は“ユニーク性” 学生らが考案「クマ対策」アイデアコンテスト 動物の生態やAI活用も 秋田

2025年は秋田県内でクマの出没が市街地でも相次ぎ、人身被害については4人が亡くなり、63人がけがをしました。

県の情報マップシステム「クマダス」によりますと、2026年に入ってからクマの目撃などに関する情報はすでに48件となっています。

クマの活動が本格化するのを前に20日、秋田市の大学でクマ対策のアイデアを募るコンテストの表彰式が行われました。

秋田県立大学では、深刻な問題となっている生活圏におけるクマの出没や被害を防ごうと、クマ対策に関するアイデアのコンテストを企画しました。

2025年12月に募集した結果、学生や教員などから41件の応募があり、2月20日に表彰式が行われました。

最優秀賞に選ばれたのは、生物生産科学科の助教・曽根千晴さんの「アルマジロに倣う熊対策」です。

大学では稲などの作物を専門としている曽根さんですが、コンテストの前からクマに遭遇した場合の身を守る方法について考えていたといいます。

アイデアのヒントはアルマジロの生態でした。

秋田県立大学生物生産科学科・曽根千晴助教:
「アルマジロというのは敵に襲われると、おなか部分は柔らかいのでくるんと丸くなる。すると動物の外敵の歯も立たないという状態になる。そこから私のアイデアとしては、自分の体だけはクマに遭遇した時にさっと守れるような1人シェルターがあったらいいなと考えた」

シェルターの材質は持ち運びができるよう、航空機などにも使われている軽くて強い炭素繊維強化プラスチックなどを想定しています。

また、助けが来た際にすぐに見つけてもらえるよう目立つ色にするほか、クマが嫌う薬剤を塗るなどのアイデアも盛り込まれていて、ユニークな発想が評価されました。

優秀賞を受賞した別のグループは、スマートフォンの顔認証などで使用されている高精度の画像認識AIとサーモグラフィーカメラを使って、野生動物の中からクマを判別するシステムを考えました。

クマと判別された場合には、光を使ってクマの天敵とされる動物を立体的に映し出してクマを追い払うなど、最先端の技術を活用したアイデアとなっています。

秋田県立大学・福田裕穂学長:
「何かしたいとみんなが思っているのでいろんなアイデアが出てきたと思う。実際に使えたら、県民だけでなく日本中のクマで困っている人たちの役に立つし、それだけでなく形にすること。まずは人が集まるところから少しずつ始めていきたい。待ったなしなので、この次の秋には欲しい。だからそれを目指して頑張りたい」

新たなクマ対策を秋田から発信する。大学では学部などの垣根を越えて、今回集まったアイデアの実現を目指すことにしています。

02月24日(火)18:00

 
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