秋田は森林資源が豊富で、美しさと強度を兼ね備えた高級木材「秋田杉」は高い需要を誇ります。一方で、林業に従事する人は高齢化が進んでいて、担い手の確保が課題です。秋田杉の産地・上小阿仁村で18日、中学生が林業について学びました。
「体験研修を通じて、生徒たちが将来の進路の選択肢の1つとして考えてくれるとうれしい」と話すのは、県北秋田地域振興局森づくり推進課の小笠原信幸さんです。
上小阿仁村は大部分が山林で、秋田杉の産地として知られています。
2024年度、県内では152人が新たに林業の仕事に就きました。
一方で、全体でみると60歳以上が30%を占めていて、高齢化による担い手不足が課題となっています。
村に集まったのは、地元の上小阿仁中学校の2年生と、隣接する北秋田市の阿仁学園の8年生です。
生徒たちははじめに、森林の役割について学びました。
講師は「若い木のほうが二酸化炭素を吸収するので、利用するために木を切り、その後に杉を植えていく。特に杉は、できるだけ利用して使っていったほうがいい」と説明しました。
この後、生徒たちは林業の現場に向かいました。
力仕事が多いイメージを持っていましたが、取り出したのはスマートフォンです。
現場ではデジタル技術の活用が進んでいて、木の高さや太さ、状態などはアプリを使って調べます。
林業はデジタル技術の導入によって作業の負担が大きく軽減されていて、経験や力にかかわらず取り組みやすい仕事なんだとか。
最後にはチェーンソーを使って丸太切りを体験し、地域経済を支える仕事に理解を深めていました。
参加した生徒は 「いままで林業に関心を持つことはなかったが、興味を持てたし、将来の1つの選択として考えていきたい」と話していました。
08月18日(火)18:00