秋田県内では15日にかけて各地で小正月行事が行われ、多くの観光客でにぎわいました。迫力に圧倒されるまつりに、雪の中でのおもてなし。各地のまつりを振り返ります。
◆なまはげ柴灯まつり◆
男鹿市の真山神社では13~15日までの3日間、「なまはげ柴灯(せど)まつり」が開かれました。
神社で行われる神事「柴灯祭(さいとうさい)」と、大晦日の「なまはげ行事」を組み合わせた観光行事で、なまはげがたいまつを手に神社の境内に乱入すると、国内外から訪れた観光客はその迫力に圧倒されていました。
宮城県から訪れた姉妹:
「なまはげに連れ去られかけました。なまはげはすごく怖いんだよと、友達に教えてあげたい」
ブラジルからの留学生:
「秋田に留学して日本語を習っていて、この祭りにも来ました。とても楽しかった、とてもいい日本文化」
◆横手のかまくら◆
横手市では13、14日の2日間、450年以上の歴史を持つ「横手のかまくら」がまちを彩りました。
市内に作られたかまくらは約60基。それぞれに水神がまつられ、無病息災や五穀豊穣を願う行事です。
かまくらの中では、地元の子どもたちが甘酒や餅を振る舞います。
東京から訪れた人:
「十何年ぶりにかまくらに入ったが、人も温かいし、中も暖かいし最高」
愛媛から訪れた人:
「子どもたちがすごくかわいい。いい子たちばかりで、すごく満喫している」
また、蛇の崎川原では約3500個のミニかまくらに明かりが灯されました。“地上の天の川”と呼ばれる光景に、多くの人が魅了されていました。
横手のかまくらは、これまで2月15、16日に開催されていましたが、2026年は試験的に第2金曜・土曜日の週末開催に。雨が降るなどしたためか、2日間で前年よりも6万7000人少ない、17万3000人の人出でした。
◆六郷のカマクラ「竹うち」◆
美郷町六郷では14日、「六郷のカマクラ」を締めくくる「竹うち」が行われました。約200人の打ち手が、北軍と南軍に分かれて竹を激しく打ち合います。
北軍が勝てば「豊作」、南軍が勝てば「コメの値段が上がる」といわれていますが、3回の打ち合いの結果、2年連続で南軍が勝利しました。
また、願いが書かれた五色の紙“天筆”が焼かれ、会場は盛り上がりを見せました。
勝利した南軍の高山倫一大将:
「あまりコメの値段が上がらなくてもいいので、自分たちが生活できるように頑張りたい」
参加者:
「皆さんに幸せがあるように祈った」
地元の子ども:
「大きくなったら参加したい」
◆大館アメッコ市◆
大館市では14、15日の2日間、「大館アメッコ市」が開かれました。
この日にあめを食べると風邪をひかないといわれていて、会場には色とりどりのあめがずらりと並びました。
また、あめを買うために近くの山から下りてくる「白ひげ大神」が登場したり、からみあめが振る舞われたりと、訪れた人は年に1度の特別な行事を堪能していました。
秋田市から訪れた人:
「からみあめがおいしかった。風邪をひかないように頑張る」
◆犬っこまつり◆
湯沢市では、雪でつくられた犬の像が観光客を出迎えました。伝統行事「犬っこまつり」です。
犬っこまつりは400年以上の歴史を持つ行事で、悪党が現れないよう小さな犬を米粉で作り、家の前に供えたのが始まりとされています。
会場には多くの人が愛犬を連れて訪れ、おはらいを受けるなどして1年の健康を祈っていました。
男鹿市から訪れた人:
「飼い犬2匹とも、1年間健康でけがなく、病気なく過ごせるように願った」
多すぎる雪に悩まされながらも無事に開催された各地の小正月行事。2026年の秋田を明るく照らす光となったようです。
02月16日(月)18:40