秋田県の芸術や文化の発展に貢献した個人や団体を表彰する「県芸術文化章」の授章式が10日、秋田市で行われ、各分野で功績のあった5人が表彰されました。

「県芸術文化章」は、芸術や文化で優れた功績を残した個人や団体を表彰するもので1969年に創設されました。

2025年は書道分野で由利本荘市の藤原豊道さん、地域文化分野で大潟村の大川澄雄さん、民謡分野では秋田市の梅若梅祥さん、美術工芸分野は秋田市の鈴木美保子さん、日本舞踊分野は秋田市の藤間静蘭さんの5人が受章しました。

このうち民謡分野の梅若梅祥さんは、県民謡協会理事長として県内外の民謡界の発展に貢献したことなどが高く評価されました。

梅若梅祥さん：
「今思えば若い頃、子吉川の河川敷に行って夜中の12時、1時ごろまで夢中になって練習した。その頃が思い出される。これからは後継者の育成と、微力ではあるが民謡界に尽力していく所存」

受章者たちは自らの足跡を振り返り、より一層の精進を誓っていました。

12月12日(金)12:00