秋田県内最大規模の公募美術展「県展」が20日から秋田市で開かれていて、個性豊かな作品が訪れる人たちを魅了しています。

県展は、秋田県内に住む人や県出身者の作品を集めた、県内最大規模の公募美術展です。会場には洋画や彫刻、写真など7部門の入賞・入選作品、計884点が展示されていて、今回は若い人たちの受賞が目立ちます。

デザイン部門で特賞を受賞した作品『つなげる！つながる？』は、大きなお面がとてもインパクトがあり、目を引く作品です。この作品は、由利本荘市の高校生・牧野絢さんが手がけたもので、秋田の祭りと今回のデザイン部門のテーマ「わ（輪・和）」が合致しているとして、高く評価されました。

AKT秋田テレビ賞を受賞した男鹿市の武田美紀子さんの作品『遠望する』は、赤く描かれたペンギンと明るい色使いの背景が特徴で、色彩的な魅力が全面から伝わってくるところが評価されました。

来場した高校生は「油絵特有の質感がとてもきれいで、描いている様子が浮かんできて良かった」と話していました。

県展は、6月25日まで秋田市のアトリオンなど3会場で開かれています。

06月23日(月)12:00