県民の防災意識を高め、いざという時の備えを学んでもらおうと、秋田県が防災イベントを開きました。
2026年に初めて開催された「あきた防災365!フェスタ」
イベント名の「365」は、防災を特別なものとしてとらえず、1年を通して取り組むべきものだと知ってもらおうと名付けられました。
会場では、非常食の試食コーナーや、実際の地震の揺れを体験できる地震体験車、さらには、体を動かしながら防災を考えてもらうコーナーなどが設けられ、参加者は楽しみながら、もしもの時の備えについて知識を深めていました。
来場者は「ダイヤル電話を体験したのが一番楽しかった」や「AEDの具体的な使い方を学ぶことができた」などと思い思いに防災への理解を深めていました。
また、イベントでは消防を学ぶ学生と専門家の対談の場も設けられました。
秋田北鷹高校で地域の防災力を高める活動をしている消防クラブの生徒は、防災教育に取り組む日本赤十字東北看護大学の及川真一さんと「実体験に学ぶ防災」というテーマで語り合いました。
消防クラブでは、地域の消防士の訓練に参加し、防災関連の知識を学び、地域の住民に伝える活動もしていて、地域の防災力を高める力になっています。
生徒:
「いざという時に、人の命を救うために必要な知識や技術を、実際に体験しながら身に付ける」
日本赤十字東北看護大学・及川真一さん:
「強制的じゃなく自発的に動いている。これからの防災教育の中ではかなりヒント。実践的にやっていると感じた」
続いて、鈴木知事も参加したシンポジウムが開かれ、「災害にどう備えるべきか」をテーマに話し合いました。
秋田県・鈴木健太知事:
「今6強の地震が来たらあれ落ちるよな、などと、具体的な想像を一度やってみるだけでもだいぶ変わってくると思う。県民一緒になって防災を進めよう、命を守ろうということを私は進めていきたい」
大規模な災害が発生したときは、行政などの公的機関も被災しているため、すぐには十分な支援が届かない可能性もあります。
十分な支援態勢が整うまで、高齢者などの避難支援や避難所の運営など、地域住民がお互いに助けあう「共助」の意識が重要になります。
日本赤十字東北看護大学・及川真一さん:
「私たちがやれることは、もし物資が届いたら、トラックから避難所までは私たちが運ぶとか、そういった役割分担を行わないと、激甚災害が多発する中でバランスが崩れていく」
シンポジウムでは、災害が起きる前に、住民レベルでできることと、公的機関ができることをそれぞれ想定し、あらかじめ準備をしておくことの必要性が強調されていました。
10月12日(月)19:00