秋田県内3選挙区に10人が立候補している衆議院議員選挙。候補者は異例とも言える真冬の選挙戦に臨んでいます。選挙の争点や秋田の課題などについて各候補者の考えをお伝えします。28日は秋田1区の冨樫氏、木村氏、佐藤氏の3人です。
秋田1区に立候補しているのは、届け出順に、自民党の前職・冨樫博之氏(70)、国民民主党の新人・木村佐知子氏(39)、参政党の新人・佐藤美和子氏(66)、共産党の新人・鈴木知氏(49)、中道改革連合の新人・早川周作氏(49)、日本維新の会の新人・松浦大悟氏(56)の6人です。
【Q.選挙の争点】
◆冨樫博之氏(自民・前):
「今回は日本維新の会と自民党との政権を選んでもらえるのかどうか。それぞれの候補者がそれぞれの政策を掲げて、日本維新の会も私も戦う。今までの枠組みとは違うような選挙戦になってくる」
◆木村佐知子氏(国民・新):
「秋田の未来を問う選挙。いろんな党があるし、いろんな党利党略もあろうかと思うが、国政のそういったものに翻弄(ほんろう)されるのではなくて、秋田の人たちが、国会議員として誰がふさわしいのか、それがすなわち秋田の未来を考えることになると思う。今までずっと同じ人が国会議員をやってきた。10年、20年もやってきた。今回やっと新しい人たちが出てきた、私もそう。今回の選挙で、秋田の人たちが秋田の未来を問う選挙になると思う」
◆佐藤美和子氏(参政・新):
「消費税だと思う。高市さんも当初は責任ある積極財政というふうに言っていた。どこに責任があるのか、財務省なのか国民に対してなのか。国民にとってはやっぱり消費税というものは大きいので、そこになると思う。また外国人問題。今、高市さんは『ゼロベースで考えます』と言っていたものが『123万人入れてきます』というふうな話だったので、それこそ日本が混乱してしまう。反対している国民もたくさんいるので、そこのところは争点になるのでは」
【Q.秋田の一番の課題と解決方法】
◆冨樫博之氏(自民・前):
「少子化が問題。秋田の子供たちが大学に行ってもいいし、高校から就職してもいいが、自分が選択できるような職場がないというのはちょっとやっぱり残念なことなので、私はやっぱり地の利を生かした産業を集積していくことだと思う。例えば再生可能エネルギー。これはもう全世界的に注目をされている。クリーンなエネルギーを地産地消ができる企業を国で指定し、その特区を指定してもらえれば、必ず秋田に企業が張り付く。このことを私がしっかりと訴えていきたい。そうするとどういうことが起きるかというと雇用の問題も解決する」
◆木村佐知子氏(国民・新):
「人口減少が秋田の一番の課題。今回、秋田でクマがいっぱい出ていたが、あれも人口減少の一つの表れ。地方が衰退している、地方に目が行き届かなくなっている。それがまさに秋田で起きている一番の問題。その解決策としては、今までも何もやってこなかったわけではなくて、たくさんやってきていた。一朝一夕にというのは難しいが、私が強調したいのは、今回の選挙で秋田に新しい風がたくさん吹き込まれて、まさに私のように東京に出ていったけれども、ふるさと・秋田のために働きたいと帰ってくる。そして、そんな私を応援して東京から来てくれたり、今まで選挙とか政治に関わらなかった人が政治に関わったり、そういった流れをつくること自体が、私は秋田を変えていく、秋田の人口減少という課題にまさに向き合っていくことになると考えている」
◆佐藤美和子氏(参政・新):
「少子高齢化と人口流出、そして地域経済の停滞。少子高齢化に対しては、子供1人あたり15歳まで月10万円。しっかり子供に投資して子育てしやすい環境をつくる、教育にも力を入れるということを政策に掲げている。人口流出、地域経済に関しては、中小企業が消費税によって倒産に追い込まれたりしているので、消費税はなんとかしなければいけない。やっぱり秋田は農業が主なので、所得補償を行うことで、しっかり子供を育てられるような環境をつくれば、若者は農業をやろうと戻ってきてもらえると思うので、そういう政策が必要」
【Q.最も訴えたいこと】
◆冨樫博之氏(自民・前):
「CO2を出さないクリーンエネルギーを、今度は農業にも活用させていくべき。冬はもう誰も農業をほとんどしていないが、それでも頑張ってる方もいる。野菜を作ったり、キノコを作ったりする方もいる。このハウス栽培のエネルギーも、このクリーンエネルギーを使った燃料、あるいはエネルギーでつくってもらう。そうすると付加価値がつく。CO2を出さないエネルギーでできた野菜、これを大いに売り出していく。このことによって、またさらに農業所得の倍増にもなる。エネルギー1つだが、産業、観光、農業を総括的にこれから進めていく。これは国の考えを基にしながら、全県でこれを取り組んでいく。こういうことが大事だと思う」
◆木村佐知子氏(国民・新):
「今回の選挙で、秋田のことを大好きな人たちがもっと秋田のために何かしようと思ってくれるような、そういった選挙のきっかけにしたい。今回の選挙、いろんな争点がある。いろんな党利党略もある。でもそうじゃない。この選挙をきっかけに、例えば東京から来た私、木村さんを応援しに東京から人が応援に来てくれる、そこで秋田の現状を知って何かしようと思うだけじゃなくて、踏み出して行動する。そういった流れをこの選挙でつくりたい。それが私が今回の選挙で一番やりたいこと。そして秋田の未来を変えること」
◆佐藤美和子氏(参政・新):
「国の方向性を決めるのは、やっぱり国民の意思。今まで政治を諦めていた人とか、政治に関心がなかった人たちに選挙に行ってもらいたい。諸外国では多文化共生とかいろんなことがあっていったん壊れた国もあったが、日本はまだ間に合うので、諦めていた人たちも一緒になってこの危機を乗り越えたい。そういうことを発信する政党が参政党なので、一緒にこのターニングポイントを迎えていきましょう、選挙に行きましょうということを訴えていきたい」
衆院選は2月8日投開票です。
01月28日(水)18:00