2025年7月
秋田テレビの2025年度第4回放送番組審議会(江畠清彦会長)が、7月24日開かれ、6月14日に放送された 「土曜LIVE!あきた」について審議した。
毎週土曜日午後5時55分から生放送のレギュラー番組。月曜日から1週間のニュースをまとめて放送するほか、1つのテーマを深掘りして伝える。この日はコメ問題を中心に消費者や食堂経営者の声などを取り上げた。
委員からは、「米価の飲食店への影響は、よくまとめられていた。」「街のインタビューは、消費者目線だけではなく、農家の立場などの意見も丁寧に拾っていた。」「アナウンサーの組み合わせのバランスがよく、進行に安定感がある。」などの評価があった。
一方、「今回出演したコメンテーターが適切だったのか疑問。一般的なレベルのコメントに終始していた。一般消費者ではなく、生産者の代表も必要だったのではないか?」「コメ問題は複雑なので、30分で深掘りするのは難しい。」「コメンテーター、ウィクリーニュースをしっかり選択し、内容の充実をさらに図ってほしい。」といった指摘があった。
2025年6月
秋田テレビの2025年度第3回放送番組審議会(江畠清彦会長)が、6月17日開かれ、5月24日に放送された 第34回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品「社長のバトン~事業承継のいま~」について審議した。
企業経営者・社長の平均年齢が全国最高となっている秋田県。担い手がおらず事業の継続が困難な状態に直面している企業は少なくない。社長の後継ぎ問題が深刻な秋田を舞台に、さまざまな立場でこの問題と向き合う人々の姿を追った。
委員からは、「ナレーション等で気になる点もなく、作品に集中できた」「事業承継の成約率データ等わかりやすかった。」「洋食屋さんの店じまいのシーンは、ぐっときた。」「事業承継がうまくいった例、うまくいかなかった例など3組を対比することで、厚みが出ていた。」「地域における取材力は評価したい。」などの評価があった一方、「事業承継の成約率が低い理由が知りたい。」「番組途中、地域貢献の話になり事業承継の話からずれていた。」「事業承継において、儲かる、儲からないは、かなり重要。」「現状分析や模索だけの型通りの流れだった。新しいアイデアや成功事例が欲しかった。」「希望が持てない終わり方。光を見せてほしかった。」といった指摘もあった。