秋田市の秋田北高校演劇部が、3月末の合同自主公演に向けて稽古に励んでいます。演者と裏方に分かれて作品作りに取り組む部員たち。様々な演目に挑みながら、表現力の向上と部としての成長を目指しています。
放課後の教室に響く声。
発声練習をしているのは、秋田市の秋田北高校演劇部のメンバーです。8人が所属していて、このうち5人が舞台に立ち、3人が裏方の仕事に回っています。
今は、3月末の他校との合同自主公演に向けて基礎練習を中心に取り組んでいます。
和やかな雰囲気の北高演劇部。しかし演技に入ると、放課後の教室が舞台に変わります。
演じている作品は、墓じまいを考える家族を中心に展開し、舞台に立つ5人がそれぞれの役を演じます。
コミカルな場面もありながら、家族のリアルな関係を描く難しい作品です。声と動きに感情をのせ、役になりきります。
裏方としてメンバーを支える渡部友菜さん。繰り返し練習を続けてきた場面でも、より良い作品にするために細部までこだわります。
子どもがいる40代の女性を演じる鈴木采詠さん。母親を意識しながら役作りを進めています。
鈴木采詠さん:
「演劇部に入る前の中学校の時は、人と話すことや人前で発表することが苦手だった。腹から声を出すことを練習していくと、教室でも周りの人とかと話すことができたり、発表でもそんなに緊張することなく堂々と話せるようになった」
部長の村上芽維斗さんは、好きな役者の舞台を見て演劇に憧れ、入部しました。
村上芽維斗部長:
「表面的な部分ではなく、内面とか感情とか、何を大事にしているのかを注意して役作りしている」
過去に東北大会で発表した作品『オシカツ部!』に挑戦することになりました。廃部寸前の演劇部の物語です。初めて台本を見るメンバーもいる中、それぞれの思いで声を出します。
奥山重美先生:
「感情移入したり共感したりしたものを表現できたら、本当の意味での舞台の深さが出ると考えている」
奥山先生の指導の下、何度も東北大会に出場している演劇部。演劇の舞台を経験して、村上部長は将来について「表現するとか、人を楽しませられるような仕事に就きたい」と語ります。
学校生活でも演劇部での経験が生きていると語るメンバーたち。3月末の合同自主公演に向け、放課後の教室で練習を続けます。
01月14日(水)18:00