秋田県男鹿市の男鹿水族館GAOでは、家族連れなどが海の生きものとの触れ合いを楽しみました。またGAOの人気者ホッキョクグマの豪太とモモは3月に繁殖行動が見られていて、関係者は赤ちゃんの誕生に期待を寄せています。
男鹿市も29日はあいにくの天気となりましたが、男鹿水族館GAOは屋内で楽しめるとあって家族連れなどでにぎわいました。
こちらはペンギンの展示室。飼育員による餌やりが公開され、子どもも大人も食い入るように見つめていました。
また、展示されているペンギンのうち黄色い飾り羽が特徴の「キタイワトビペンギン」のひなが28日から29日にかけて2羽誕生しました。
現在の体重は80グラムほどで、親と同じ展示室で過ごしています。よく観察すると、ひなの姿を見ることができるかもしれません。
訪れた子どもたちは「ペンギンがかわいかった。泳いでた」「触ったらもふもふそう。でも食べ方がすごいダイナミックで面白いなって」「水族館でシロクマの豪太君とモモちゃんを見に来るために来た。かわいかった」などと話していました。
ホッキョクグマの雄の豪太と雌のモモは繁殖のため現在、同居生活を送っています。去年3月に水族館にやってきたモモにとって2年目となるペアリング。
1月からペアリングが始まると、3月中旬以降には去年は見られなかった繁殖行動が複数回確認できたといいます。
ただ29日の2頭はというと、豪太がモモを追いかけるなどしきりに気にかける様子を見せましたが、一方のモモは素っ気ない態度…。
飼育員によりますと、ホッキョクグマの繁殖時期は5月初めまでと言われていて、最近のモモは豪太への関心が薄いようです。
それでも29日は徐々に距離を縮め、一緒に泳いだり、じゃれあったりする様子を見せていました。
男鹿水族館GAOでホッキョクグマを担当している田口清太朗さんは「いまモモが妊娠しているかどうかっていうのは分からないが、出産するとしたらことしの11月から12月に出産するはずですので落ち着いた状態で出産に臨めるような環境づくりというのを今後進めていきたい」と話しました。
GAOではこの大型連休で1万7000人の来場者を見込んでいるということです。
04月29日(火)19:00