秋田県鹿角市で特産のモモの花が開き始めていて、27日は地元の小学生が観察に訪れました。モモの木には今冬の記録的な大雪の影響が色濃く残っています。
鹿角市花輪の山本喜代宏さんの果樹園では、特産の「かづの北限の桃」の木々がピンク色のかれんな花を咲かせ始めています。
2026年は気温が高い日が続き、例年より1週間ほど早く開花したといいます。
27日は柴平小学校の6年生33人が地域学習の一環で果樹園を訪れ、モモの花を観察しました。
子供たちは花を写真に収めたり、不要な花を摘み取る「摘花」の作業を体験しました。
児童は「とても楽しかった。おやつを持ってきて花見もいいと思った」と話していました。
「ことしもおいしいモモを届けたい」と話す山本さん。一つ一つの花に人工授粉をしていく手には、強い思いが込められています。
今冬の記録的な大雪で、山本さんのモモの木は大きな被害を受けました。雪の重みによる果樹の枝折れ被害が相次ぎ、リンゴを含め、2026年の収穫量は大幅に減少する見通しです。
山本農園・山本喜代宏さん:
「甚大な被害。大体3割くらいの減収になるのではないか。皮でつながっているだけで、ようやく生きている木もあるので、それが秋に向かってどうなっていくのか。それが駄目だとさらに大きな減収になる」
被害が大きくて植え替えた木は、モモ40本、リンゴ60本に上ります。これまで通り収穫できるようになるまでには5~15年ほどかかるといいます。
春の訪れを感じさせるモモの花。その裏側では、雪害からの再生に向けた取り組みが続いています。
04月27日(月)17:30