「地元・秋田県大仙市から全国へ」をモットーにライブ活動に打ち込む人がいます。
シンガーソングライターの齊藤真生さんです。
齊藤さんは高校を卒業すると上京し、SONG ORDER(ソングオーダー)というバンドで13年間ボーカルとして活躍。
バンドを解散後、2021年11月にソロデビューを果たしました。
シンガーソングライターとして全国各地でライブを開催するほか、映像制作や舞台、楽曲提供など幅広く活動してきました。
そして2023年、東京から出身地の大仙市への帰郷を決意しました。
コロナ禍での環境の変化がきっかけでした。
齊藤真生さん:
「コロナ禍を経て、いろいろなアーティストが自分の街を盛り上げようとする活動を見ている中で、自分もやってみるのも手かなと思っていた部分と今の生きている時間を大事にしていきたいなと思っていたので戻ってくるタイミングかなと思った」
秋田に戻って2年目の2024年6月、ソロとして2枚目のアルバムを完成させ全国ツアーを行ったほか、2025年5月には地元・大仙市で初ライブを成功させるなど秋田での活動の舞台を広げています。
齊藤真生さん:
「大仙市を背負って、いろいろな所に行きたい、音楽で盛り上げたいという気持ちが観客にどれくらい伝わるのかなって。一人ひとり見てくれた方が全員話しに来てくれたので、本当にうれしかった。この街で自分ができることを探していきたいと思った」
地元の田園風景が広がる場所は、齊藤さんが動画の撮影などにも利用するお気に入りのスポットで曲を作る際もよく訪れています。
齊藤真生さん:
「田んぼが四季を教えてくれる。山の色が変わっていくのが生きてるなって感じがする。大仙市に帰ってきて、ここで書く曲も多く、弾き語り動画の撮影もした大事な場所です」
大仙市に帰ってからも積極的に全国でライブ活動に取り組んでいる理由について齊藤さんは「どのライブ会場に行っても『秋田県大仙市出身シンガーソングライター齊藤真生です』と必ず言っている。街を背負って、その街にいろいろな人が来てくれるように。大仙市からライブに行くことが今の自信になっている」と話します。
大仙から全国へ。齊藤さんの活動の根底にあるのは自分の歌に耳を傾けてくれる秋田や全国のファンに歌声を届けたいという思いです。
齊藤真生さん:
「曲を全部聴いたときに一歩前に出れるように背中をぽんと押せるような、グイっとではなく、ぽんと押せるようなそんな楽曲ならうれしい。やっぱりお世話になった生まれ育ったこの街に恩返しをしたい。今までやってきたことで何か協力することがあれば全力で費やしていきたいと心から思う」
聞いた人が一歩前に踏み出せるような歌を。歌のチカラで大仙市を盛り上げようと奮闘する齊藤さんのステージは、まだまだ続きます。
齊藤真生さんは8月31日から新しいアルバムのリリースツアーを大仙市からスタート。
全国で知り合った仲間を地元に呼んでライブを行うということです。
06月27日(金)19:00