2013年7月20日(土)15:00~放送 Vol.2『井坂直幹』 (放送は終了しました)
- 「秋田木材」を興した井坂直幹(いさか・なおもと)は、幕藩体制が崩壊しようとしていた万延元年(1860)、水戸藩に生まれた。
- やがて明治維新となり、新時代の空気を敏感に感じた直幹は茨城師範学校長・松木直巳のもと洋学を学び、慶応義塾へ入学。
- 福沢諭吉に学ぶ。
- 明治20年(1887)、林産商会に入った直幹は2年後、能代支店長として赴任する。
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- しかしそこで見たものは、あまりに粗野で野放図な能代財界の体質だった。
- 前近代的ともいえるその習慣を打破しようと努力する直幹に周囲は反発し、家を焼かれるなど嫌がらせを受けるが、耐え忍び、一つ一つの問題に対処していく。
- 明治23年林産商会が解散した後も能代にとどまり、自分の事業として活躍の場を広げていった。
- 経営を近代化し、機械製材によって秋田杉の名を全国に広め木都・能代の礎を築いた井坂直幹の生涯に迫る。
- ゲストコメンテーター:布施 久敬(井坂直幹研究家)