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SDGs関連ニュース2023年度
Live News あきた 6月7日(木)放送 『ブランドになりうるか リンゴ栽培の“脱酸素加速”へ体験会』
二酸化炭素をほとんど出さずに果樹の枝を燃やし、土壌の改良や融雪に使える木炭を作り出せる装置のデモンストレーションが
2023年6月6日、秋田県横手市で行われた。農業の分野で脱炭素を目指す取り組みだ。
田口慧一記者:
「無煙炭化器と呼ばれる装置。ほとんど煙を出さずにリンゴの枝を炭にすることができる。さらに二酸化炭素をほとんど排出しない」
横手市のJA秋田ふるさとが開いた実演会で、脱炭素社会に向けた取り組みが紹介された。
JA秋田ふるさと りんご部会・田中正博部会長:
「今、世の中ではSDGsやら脱炭素社会とか、結構難しい内容で広がっているが、自分たちが便利・使いやすいというのも、ひとつの購入のきっかけになると思う」
リンゴ栽培では、果実に十分な栄養を届けるために不要な枝を切り落とす。
枝を焼却処分する際、大量の煙が発生し、近隣への迷惑に加え、畑1ヘクタール当たり800キロの二酸化炭素が排出される。
一方、「無煙炭化器」を使って燃やした場合、その効果は一目瞭然だ。
ほとんど煙を出さず、軽トラック1台分の枝が30分ほどで炭になる。
モキ製作所(長野・千曲市)坂本裕樹さん:
「火や煙が器の外に逃げず、二次燃焼が起こる。完全燃焼という形になり、煙が非常に少ない。炭を作るという活動が農家にとって非常に良いことがあって、その炭を畑にまいて土壌改良剤にできる」
リンゴ農家:
「煙も出ないし、燃え広がるリスクも少ないと思うので良いと思った」
炭は、雪国ならではの方法で活用される。
リンゴ農家:
「ほかの消雪剤より炭の粒が大きく、光も吸収しやすいので雪消えが早い。自分の園地から出たもので、肥料成分が一切入っていないので使いやすい」
この日は、排気ガスを出さないバッテリー式の農業機械の体験会も開かれた。
JA秋田ふるさと りんご部会・田中正博部会長:
「脱炭素の社会に貢献していることをどう広めていくか。今後、JAや行政と協力しながら進めていきたい」
山梨や長野などの果樹産地では、行政も加わって脱炭素に向けた動きを加速させている。
「環境に配慮しながら育てられる横手産リンゴ」。
新ブランドになり得るか注目だ。
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