秋田県の大災害・記録映像の制作と
防災研修会等での貸し出しについて
秋田県の大災害・記録映像の制作と防災研修会等でのDVD貸し出しについて
-
1983年(昭和58年)5月26日。日本海中部地震(マグニチュード7.7)。
大津波が発生し秋田県で83人が命を落としました。この巨大地震を秋田テレビの5台のカメラが記録していました。
とりわけ、上空からの津波の様子を捉えた映像はそれまでになく、世界中に配信されました。
四方を海に囲まれた島国の日本列島を震撼させ、国内外に地震と津波の恐ろしさを伝える映像記録となりました。
-
その後の阪神淡路大震災(1995年1月)、東日本大震災(2011年3月)、今年 1月の能登半島地震。
秋田県内では2年連続で夏の大雨被害が発生しました。 地球温暖化がもたらす異常気象等による予測不能な大災害が相次いでいます。
-
私たちは、被災した地域における心のケア、住まいと生活、産業の復興、雇用の問題など数多くの困難が発生する被災地の現実を
目の当たりにしました。「災害時にメディアは何ができるのか」という課題に常に向き合ってきました。
-
歴史は繰り返されます。災害も同じです。決して災害を忘れない。
私たちの住む秋田で、これまで、いつ、どこで、どんなことが起こったのか また、これから起こり得るのか。
-
秋田テレビは開局55周年事業として、過去に県内で発生し数多くの犠牲者を生んだ大災害の記録を映像でまとめました。
今、改めて後世のために過去の経験を次世代に語り継いでいくこと、それを映像で伝えたいという強い思いからです。
-
私たちの住む秋田の過去の大災害を把握し、その怖さを一人一人が理解した上で、しかるべき心構えや行動の準備、備蓄食料など、
物心両面の災害時対応への準備をしておくことが必要です。それこそが、最大の災害対策と、私たちは信じています。
防災、減災の観点から、この映像記録が今後起こり得る地震や津波、自然災害の被害を少しでも減少させるための一助になればと
心から願います。
-
制作した映像記録(非売品)は、地域の防災対策及び研修会等の教材として、お役立ていただければ幸いです。
-
■ タイトル
-
未来への記憶 その時 何が起きたのか ~決して忘れない 秋田県の大災害~
■ 内 容
-
DVD版 20分 ※解説 秋田大学 水田敏彦教授
〇地殻変動 地震・火山活動
1804 象潟地震 1896 陸羽地震 1914 秋田仙北地震 1939 男鹿地震(貴重映像)
1983日本海中部地震 1970 秋田駒ヶ岳噴火 1974 鳥海山 水蒸気噴火
〇気候変動 (大雪・台風・大雨)
1974 48豪雪1991 1991 台風19号 2019 令和元年台風19号
2013 豪雨・土石流災害 2023 記録的大雨被害
-
※5月26日の県民防災の日に合わせて、下記、関係機関へ寄贈しました。
寄贈先 全県市町村(25) 全県消防本部(13) 県警察本部(全県警察署18)
■ ご活用について(無償貸し出し)
上記DVDを無償で貸し出したいします。
地域の様々な防災対策及び研修会開催の際に、教材としてご活用いただければ幸いです。
■ 本件に関する問い合わせ
秋田テレビ株式会社 開局55周年事務局 電話 018-866-6125